10月7日は中野区立北原小学校で、P.T.A.も参加の民族音楽コンサートに呼ばれて演奏して来ました。全校生徒大集合の大きな演奏会で、先生方に加えてお母さん方も来て下さって。
きっかけを作って下さったのは、数年前中野区の音楽の先生が一同に会して若林の民族音楽講座を受講された時に参加された音楽の秋山先生。
90分弱の時間に東南アジア竹楽器アンクロン、インド音楽弦楽器シタールと太鼓タブラ、インド民謡の打楽器アンサンブル、モンゴルの馬頭琴、アラビヤ音楽の太鼓、と盛りだくさんの大忙しの内容。
控え室から体育館に行くと、一年二年、三年四年、五年六年と三つのブロックにとっても整然と並ぶ子供達。体育館の入り口に控えて居た時にはかなり騒然とした雰囲気が、紹介されて中に入るとシーンと静まりかえり。何時もの様に「こんにちわ〜」
インドと言えばガンジー!とはなかなか
「インド音楽の弦楽器シタールから紹介するけど、インドって聞いて思い出す事は?」と聞けば、お決まりの「カレー!」次の答えは「ターバン」かと思えば「ガンジー!」
なかなか意外な答えでしたが、その子以外にほとんどの子がガンジーを知らない上に、その子も説明が出来ない。
ガンジーを知らない子供に説明するのはちょっと難しかったかな。植民地とか非暴力独立運動の部分は我ながら上手い表現で説明が出来たと思うのですが、先生方はどう思われたでしょう。
そう言えば、初めてインド人会で演奏した時ガンジーの話になって、インドには「ガンジー」は居ない、「独立の父はガンディー」しかもディーは帯気音と注意されました。
同じく「ヒンズー経」「ヒンズー語」は無くて「ヒンドゥー教」と「ヒンディー語」
そう言えばフランス人と話してて「アランドロン」「そんな奴は知らん!」と言われました。さらにちなみに言えば、インド人にとって「カレー」も「ターバン」も「カースト」も外来語ってご存知でしたか?
インターネットの時代になったとは言え、ネットの情報もかなり偏りがありますから、やっぱり教育の現場でもっと生の情報を伝えていかねばならないのでしょうか。
若林と同じ昭和30年代のおじさんの時代、インドの小学校では「日本は地震が多い国なので全ての家の床下には車輪が有って、災害が起きると、家族総出で家をゴロゴロと押して避難する」って絵付きで紹介されてたそうです。
日本ではユネスコアジア文化センターさんが各国の先生を集めて教材の向上に努めていますが、中々大変なテーマですね。
タブラの伴奏は先日の朝日カルチャーセンターでも頑張ってくれた尾澤さん。シタールとタブラの古典器楽合奏の他、二台のタブラのデモ演奏、若林が口で奏法を言えば叩いてくれたりで、回を重ねるごとにそのタイミングが良くなってありがたかったです。
若林が「ティラキタダー」とかタブラ言葉を言えば、子供達はお腹をくすぐられた様に体をねじって笑いをこらえて、とっても可愛い。

今回は限られた時間の中に盛りだくさんの割に、子供達の参加部分を多く取れました。
まず、各クラスから日直に出て来て貰って、低学年はインド民謡打楽器を教えて「即席北原小学校インド民謡打楽器アンサンブル」の発表演奏。高学年はちょっと音出しの難しい「アラブ太鼓楽団」
若林のダラブカの音が加わっても十分に楽しめる中々しっかりした演奏をしてくれました。
ついで小学校の演奏では定番の感さえある、インドネシア竹楽器アンクロンの合奏。
ひとり一音を担当して「カエルの歌」や「メリーさんの羊」などをその場の集中力で頑張って合奏して貰います。
「この楽器の合奏の大事なところは間違っても恥ずかしくない事、間違っても面白い、おかしいネ、楽しいね。そんな音楽にして貰いたい」と、小学校時代音楽の授業はほとんど立たされていた若林にとって一番大事なテーマを伝えると、子供達は見事に理解してくれて、間違いを「笑う」のではなく、楽しそうに「くすっ」と。間違えた本人も「くすっ」。
一年生もほとんどダレずに90分近く迄経ったところで、馬頭琴とスタッフメンバーによるアラブ太鼓合奏を改めて。質問時間を加えて丁度90分。またも理想的な時間配分で楽しく終わりました。
学校に着いて一番に迎えて下さった総務職員さんがなんと若林の民族音楽ライブスポットの常連さんだったと言って下さったり、四年の担任の先生は早速晩に若林のホーム・ページを見て下さって、嬉しいメールのお便りを寄せて下さいました。片山先生も大変喜んで下さって。 今回も実り多い良い会でした、ありがとうございました。
写真はタブラの尾澤さんのカメラをお借りし早速お送り頂きました。ありがとうございました。
先生からの嬉しいお便り。
本日は北原小学校にお越しいただき、演奏をお聞かせいただきまして誠に有難うございました。若林様とスタッフの皆様には、感謝の気持ちで一杯です。
音楽は考えるものではなく、心で感じるものであることを学習しました。頭デッカチには感じられない心の響きを知ることができました。
音楽は心が躍動するものであり、世界共通のものであることを肌で感じることは少ないのです。本日の公演は、貴重な機会でありました。
また、若林様のお人柄に身近に触れ、音楽の原点を感じ入った次第です。
こうなると哲学です。人の生き方です。それらを問うだけの躍動感と力感でした。
本日いただいたサインは教室に掲示しました。次の出会いを心待ちにしています。 北原小三年担任
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