有機的音楽協同組合・設立準備室 2005年7月

Organic Music

  有機的音楽とは 有機的音楽共同購入組合・初志
  有機的音楽共同購入組合に期待する 有機的音楽共同購入組合について
  発起人口上 全国共同購入組合・問い合わせ先
  仮のカタログ 活動報告
     2006年2月 初CDリリース

 

 有機的音楽とは
   有機農法の野菜と同様に、音楽にも体と心に優しい「有機的な音楽」があるはず。
太古シャーマンの時代には音楽は「音楽療法」の力も持っていたと言われる。
 そんな音楽を聞き流す様に体と心に入れてしまって果たして良いものだろうか?
ならば出来る限り体と心に優しい「有機的な音楽」を聴こうではありませんか。
  有機的音楽  体と心に優しい音楽
 それはいわゆる「癒し系」と言われる音楽にあるかもしれないし、無いかもしれない。基本的には「癒し効果」だけのものではない筈。
 それは「民族音楽」と呼ばれるものに多く見られるかもしれないが、民族音楽のいずれもが「有機的」とは限らない。
  有機音楽  有機的音楽を一歩進め、楽器の素材に有機質由来のものだけを用い、一切の電気的音響装置を経ないで、有機的な空間で聴く音楽。従ってCD等では再現出来ない。しかしこの音素材であれば必ず「体と心に優しい音楽」であるとは限らない。
  有機的音楽の側面  有機的音楽は「オーガニク・ミュージック」であり、「環境保全型音楽」でもある。が、自然素材を採集し楽器を作る事が環境保全であるかの問題もある。民族楽器生産の為に破壊される自然もある。
 有機的音楽は、まぎれもなく「スロー・ミュージック」である。習得するにも時間が掛かり、場合によっては深く理解するのも時間が掛かる。そしてその喜びを共有する時間にもゆとり感が無くてはならない。
 また有機音楽は、人間らしさと昔ながらの暮らしを取り戻す力を与える「勇気音楽」であるべき、という意見もある。



有機的音楽共同購入組合・初志
   「有機音楽」それは、ビタミンやミネラルが有機的に体に作用するように、音楽も有機的に体に作用しているはず。
 野菜に有機野菜があるように、音楽にも「有機音楽」というものがあるはず。その反対も。だから、体に有機的作用を及ぼす「有機音楽」を、直接手渡し出来るシステムは出来ないものか??
 有機野菜がほしい人が、契約農家から産地直送で、共同購入するような、そんなシステムが、音楽で出来はしないものか???

 そんなシステムがあれば、私たち消費者は安心して、音楽に触れることが出来るし、音楽家は、安心していい音作りに専念出来るようになりはしまいか???
それは、消費者と生産者の関係を超えて、いいものつくりの車の両輪になるはず。
 
  音楽の世界でも、大量生産、大量消費の弊害が顕著な今こそ、有機音楽を全国へ直送したい。
                      2005年7月 発起人:白岩佳子
   


有機的音楽共同購入組合に期待する      民族音楽演奏家:若林忠宏
 

有機的音楽共同購入組合・初代音楽監督就任所信表明 
 基本的に若林忠宏は、スケジュールが合えば主旨、規模、予算に関わらず、全国何処へでも出来るジャンルなら世界の何処の民族音楽でも喜んで演奏に参りました。
 が、それでも飛行機代や宿代が安からぬ場合もあり、皮肉な事に全国のお声に応える場合、ゆっくり汽車の旅という訳にもいきませんでした。
 その結果、公共機関や企業のお仕事の場合は十分なご予算を頂きましても、個人で呼んで下さる方の場合無理は言えない状況です。予算の有る所から十分頂いてその分個人やお志しでやって下さる所からは......、と言っても民族音楽の場合中々商業的ではありませんからそんなに上手くバランスは取れません。
 それよりも何よりも心苦しいのは「呼んで良かった!」と感動を伝えて下さる、個人招聘者の方が、きっとかなりご無理をしているのではないか?という心配です。
 若林の場合、そんな心配が音楽の妨げになることはありませんが、これからの演奏家や海外からの演奏家の場合を考えますと、双方の負担を減らす何か良いシステムが無いものかとは、以前から思案してました。
  しかし演奏に赴く側が、何もお話のない所に向かって提唱しても何も始りませんでした。 が、この度、大分耶馬渓で過去にも外国からの招聘などで積極的に音楽イベントを個人のボランティアでやられていた白岩さんより、上記のような素敵な志しを頂きまして、この「有機的音楽共同購入組合」の初代音楽監督兼演奏家として心血おしまず貢献させて頂く決意を致した次第です。

「有機的音楽」の発想に共感する
 「売れる音楽」は必ずしも「本物の音楽」では無いことを痛感しているかいないかが、プロとアマの違いみたいなところがあります。
  が、若林の場合、幸い人が見向きもしなかった頃に民族音楽を始めてしまった御陰で、ゆっくり本物の音楽について学ぶ時間が有りました。
 と同時に「依頼は拒まず」やってきましたから場によって望まれる音楽、通じない音楽もあることもしっかり学びました。勿論伝え方も大事です。
 それらをひっくるめますと「ウケ狙い」「珍しさ」が要求される場合に「出来なくなった音楽」が「有機的音楽」だったんじゃなかろうか?とも思います。
 それに気づいた結果、若林は解説の喋りで「ウケ」を狙い、お客様の気持ちを掴んで、安心して貰いながら、自分の中で最も本物に近い音楽を聴いて頂く手法が身に付いてしまいました。
 しかし相変わらず「ウケ狙い」「珍しさ」が要求される現場では「その軽薄な駄洒落なんか要らない」「高い金(って程でもないんですが)払ってんだからもっと大先生っぽくやってくれ」などと主催者に言われる場合もあります。
 勿論「本物の音楽」をやっている人の中にはエンターテイメントを嫌悪したり、嫌いじゃないけれど下手、という演奏家は居ます。またそんな不器用な様が「本物」と思いたい聴衆も居ます。
  その意味では「有機的音楽」を定義したり演奏家を認定するのはとっても難しいことではありますが、皆様の忌憚の無いご意見を沢山賜りながら、組合スタッフの皆様と知恵とハートと根性を出し合って頑張って行きたいと思いますので、どうか宜しくお願いします。                              2005年7月

   

 


有機的音楽共同購入組合のシステム
  本部  暫定本部は武蔵野市吉祥寺東町1−7−15民族音楽センター内/E-Mail:gupipapa@yahoo.co.jp
  各支部  当組合の企画に賛同して下さった方ならば誰でも。心良く認定させて頂く方針です。
但し、地方都市で音楽業者が民族音楽等を供給しているところは割愛させて頂く場合がございます。あくまでもなかなか聴けない所を優先的に認定させて頂きます。「中々演奏家が来てくれない、でも聴きたい人は居る!」という所は是非。
  事務  基本的に、各地組合員さんで徴収する予算が決まれば演奏家と交渉し、演奏会が実現します。完全独立採算制です。
  演奏家  本部推薦と支部推薦が有ります。支部推薦から本部推薦になる場合もあります。
  支部の立ち上げ  本部に立ち上げをご相談下さり、当サイトもしくは本部専用サイトで公示し、各地で組合員さんを募る為の支部のサイトを立ち上げて頂きます。
インターネットをご使用にならない場合、組合員さんにご不便がある場合、勿論考慮致します。支部長さんとはメール連絡が出来る様にお願いします。

 

 発起人口上
   【有機音楽共同組合を始めた訳】

 私には、娘・息子・息子3人の子どもがいます。
 長女が小学校に上がるのを機に、全校生徒12人ほどの小さな小 学校のある、小さな山里に暮らし始めました。
 長女はその小さな小学校を大変気に入りましたし、長男も小学校の隣に ある小さな保育園を気に入りました。次男は、静かな暮らしに泣かなく なりました。

 騒音や様々な非自然音の多い都会の生活では、物音がする 度、泣いていた子です。ベビーカーのすぐ脇をすり抜けていくバイクの 音、やっと寝付いてくれたタイミングに戸をたたく新聞の勧誘、小さな 音にも敏感だったその子には、恐ろしいほどの、音の洪水だったので しょう。
 幼い足で車に追われるようにしてたどり着いたこの田舎で、この静け さに私も子ども達もどれほどほっとしたことか。
  水田に面した窓に座り、青々とした田んぼをわたってくる風に吹かれながら、長女は「お米が取れる の楽しみだねー」とかわいい笑顔で言いました。  

  長女が小学 校に出かけた後、次男をベビーカーに乗せ、長男の手を曳き保育園へ行 きます。道すがら長男に「めったに車が来ないけど、車に轢かれたら死 んじゃうんだよ」と教えました。すると長男は、道で掃除をしているお ばさんに「車に気をつけてね」なんて言ったりして。気をつけなくっちゃいけないのは、よろよろ歩いてる長男の 方なのに。

 そんな日々を過ごして、季節は秋になって、いつもの道で立ち止まって長男が「車に轢かれちゃったの?」と訊きました。
 ん? と思って長男の視線をたどれば、それは虫でした。
「ああ、この虫はね、車に轢かれて死んだんじゃなくて、夏の虫だから 秋に死ぬの」と説明しました。それでも納得いかない顔の息子に「夏の 虫はね、春に生まれて夏に子どもを産んで、秋には死ぬの」と説明しま した。

  それから、一週間ほど経ったでしょうか。泣くことのめったにない長男が、オイオイ泣いています。これには驚いてわけを聞いてみましたら、「お母さんも子どもを生んだから死ぬの?」と言います。
  長男はあれからずっと虫のことを考えていて、お母さんも死ぬことに思い至ったのでしょう。「お母さんは虫じゃあないから、もっと、長生きよ」と言っても「でも、死ぬんでしょ」と長男。
「それは、ずっとずっと先のことよ」と言っても「ああ、やっぱり死んじゃうんだ〜」と益々泣きます。私はついつい長男に絶対死なない約束をしてしまいました。

 テレビもなく、人も少なく、入ってくる情報も少なかった所為でしょうか?長男は、入ってきたものをしっかり受け止めて、じっくりねかせて、ゆっくり出して来る子どもでした。

そんな長男が、小学校に上がったある日、「楽器は生きているの?」
と訊きました。
 それは「星は生きているの?」「木は生きているの?」「車は生きて いるの?」「川は生きているの?」と聞き続けた最後の質問でした。

「生きているとは言えないかな」と答える私に息子はきっぱ り言ったのでした。
「楽器は生きているよ。だって学校の音楽の先生が、楽器は生き物ですって言ったよ」。
 その日から、私にはやりたい事がひとつ増えました。 
 死なない約束は無理だけど、生きた楽器を見せることなら、お母さんにも出来るかもしれない。命ある音に出会わせてあげられるかもしれない。それは、簡単なことではないけれど、きっと出来ると思う。

 「音楽って楽しいものなんだから、どうして有機なんたらなんて、ややこしいことしてるの」と思われる方も居ると思います。でも子どもに「本当に楽器は生きているんだネ!」 と思わせる音楽はどんどん少なく成っている様に思います。

   
 2006年2月 初CDリリース 「若林忠宏アフガン音楽LIVE:瓢鰻亭」
   【プロデュースの言葉】                 CDライナーノーツより
 ビタミンやミネラルが体に直接作用しているように、音楽もまた私たちの体に直接作用しているはず。ならば、命ある音を体に取り入れたい。
  私たちは「命ある音=有機音楽」に出会う活動をしています。
  この活動にご理解とご協力をいただいた若林忠宏さん、快く写真を提供していただいたペシャワール会さん。そして、マイクに戯れる子ども、大音響の虫の合唱を再現してくれた山崎コーゾーさん、心より、ありがとうございました。!   白岩佳子
   この度、大分耶馬渓の白岩さん、録音エンジニアの山崎さん、そして演奏会の会場をご提供下さった「瓢鰻亭」のしずさん、たくさんの方の暖かい気持ちが、一枚のライブ盤CD「アフガニスタンの詩」を作ってくれました。
 実際の会場に居ても大変な響きだった窓の外のクツワムシの声。若林は産卵から飼育しているほどクツワムシは大好きですが、録音とミックスダウンは大変だったと思います。
 そんな真夏の様の事です。乾燥地域のアフガニスタンの楽器を緑豊富な福岡県京都郡の民家で演奏するのは湿度の問題もあって調弦が大変でした。演奏も力一弾かないと湿った皮も響かず。荒いピッキングがお聞き苦しい所もあると思います。
 でも、アフガニスタンやインドの師匠の家の様なレンガの床、漆喰の壁の部屋は、集まって下さった人々の笑顔が広がってとっても良い雰囲気でした。
 アフガニスタンの音楽に魅せられたのは1970年代の後半でした。
中学三年生からインド音楽弦楽器シタールを勉強して居ましたが、シタール音楽の直接の先祖と知って勉強する様になりその素朴な雰囲気の内に秘める暖かさの虜になりました。
 しかしその直後から今日迄アフガニスタンは25年以上も戦渦の中にあります。
その間、日本でも1978年のソ連軍侵攻の際、そして「9.11事件」をきっかけとした2002年アメリカ軍侵攻の際にアフガニスタンの人々の過酷な状況が報道されましたが、やがて忘れ去られ話題にも登りませんでした。私も何度か弦楽器ルバーブを押し入れにしまいました。でも、最近アフガン人、日本人のお友達に励まされてまた頑張って弾き続けています。

 耶馬渓の白岩さんの「有機音楽共同購入組合」発足イベントの「瓢鰻亭」での「若林忠宏アフガン音楽LIVE」がここに新たに「有機音楽共同購入組合九州」の最初の作品に選ばれましたこともとても嬉しく思います。
 その名誉に恥じない真摯な演奏、そしてみなさんの暖かい心を素直に受け止めた演奏をこれからも続けて参りたいと思います。ありがとうございます。
                               若林忠宏

1、ルバーブ独奏 「コオロギの曲」
2、ルバーブ独奏「ラーガ:バイロー」
3、ビビ・シリネイ
4、解説実演。
5、ラ・タムシャ(待っておくれヨ)
6、チャシュメ・スィヨー(黒い瞳)
7、アイシャ
8、音階の解説
9、アメイル
10、ダ・アフガニスタン

2005年8月24日 福岡県京都郡豊橋「瓢鰻亭」
若林忠宏:アフガン弦楽器ルバーブ弾き語り
録音:山崎コーゾー/プロデュース:白岩佳子
制作:有機音楽共同購入組合大分
お問い合わせ&ご注文は
shiraiwa824@lake.ocn.ne.jp

価格¥2000
収益の一部はペシャワール会を通じて
未だ深刻な状況の続くアフガン難民救済に役立てて頂きます。

   
   
   
 全国支部連絡先        2005年7月12日現在
  大分県中津市耶馬渓 耶馬渓支部代表:白岩佳子
   E-Mail  
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Musician-Catalogue         2005年7月12日現在

  若林忠宏 活動拠点:東京吉祥寺及び福岡市
 月に三回、福岡市で民族音楽教室を開催。その期間中近隣への交通費が格安になります。
  専門ジャンル

1、インド音楽:弦楽器シタール、サロ−ド、サントゥール、弓奏楽器 、太鼓タブラ。古典声楽、民謡歌。
2、アフガン音楽:弦楽器ルバーブ、タンブール弾き語り
3、シルクロード音楽:ウズベク、ウイグル古典音楽、民謡、
4、トルコ音楽:古典音楽弦楽器ウート、太鼓ダラブカ、民謡弦楽器サ  ズ弾き語り。
5、アラブ音楽:古典音楽・民謡弦楽器ウード、太鼓ダラブカ、
6、ギリシア音楽:弦楽器ブズーキ弾き語り。
7、アフリカ音楽、オムニバスと古いポップス。
8、キューバ音楽:アフロキューバ太鼓音楽。打楽器。歌。

  プロフィール  1970年代 中学生の頃よりインド音楽から世界の民族音楽の探求を始め、高校一年の時、池袋パルコでのシタール初演を皮切りに日本初の民族音楽演奏家となる。 
 世界各地に数十人の師匠を持ち、世界各地の民族楽器約900種を巧に演奏する彼は、インド、東南アジア現地放送局や大使館等での演奏経験を持ち、今日までにCDを90枚リリースしている。
 著者としても有名な彼の書は「民族楽器を楽しもう」「世界の師匠は十人十色」「アラブの風と音楽」「もっと知りたい世界の民族音楽」等があり、この夏には岩波書店から「世界の民族音楽入門書」も出版される。
  海外の活躍のみならず、日本国内では全国の小学校、児童館、美術館での演奏も多く、「鑑定団」「題名の無い音楽会」「タモリ倶楽部」などTV出演も多い。

本部音楽監督推薦演奏家     2005年7月現在、いずれも未交渉
  タイ&雲南民族音楽 伊藤悟  東京
  ルーマニア・パンパイプ 大束   埼玉
     
     
     
     
     
     
     

 

活動報告
  2005年7月 7月12日:白岩支部長と若林音楽監督で基本企画案を構築、若林HPに準備委員会ページを立ち上げ、全国の友人に発起人募集を呼びかける。 
  2005年9月  9月24日福岡県京都郡豊橋の児童書店イベントスペース「瓢鰻亭」にて若林忠宏アフガン音楽演奏会を企画、実施。【大分耶馬渓】
  2006年2月
 「若林忠宏・瓢鰻亭アフガン音楽LIVE」のCDをリリース。
【大分耶馬渓】